来月カピバラを見に行くので、新しいレンズを買いました。

これまで、動物園に行く度に、周りの人々がごっつい望遠レンズで動物を狙う中、我々のカメラのレンズでは十分に対象に寄れずに歯がゆい思いをしていたのですが、これを機に動物園用のレンズを買おうということで。

購入したのはOLYMPUSのM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6。マイクロフォーサーズ規格なので35mm換算で言うと80-300mmの望遠ズームレンズということになります。

実はネットで事前調査をしているときに、このレンズと全く同じ寸法で14-150mmというワイドレンジのズームレンズもあるらしい、ということを把握していたのだけど、なぜか購入時までその製品を見つけることができませんでした。今になってみればそれは同じくOLYMPUSのM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.5-5.6というレンズで、何のことはない、OLYMPUSのWebサイトを見れば僕が購入したレンズの隣に並んで紹介されているのですが、購入時はどういうわけかそれが目に入りませんでした。こういうこともあるんですねぇ。

14-150mmとなれば、これまでに僕が持っている2本のレンズがカバーするレンジも含めて全体をカバーしてしまうワイドレンジっぷり。それならもうこのレンズ一本あればOK、という話になるので、購入後にこちらのレンズの存在に気付いた時には一瞬失敗したかと焦りましたが、寸法は同じでも少し重量がかさむのと価格が高いのに気が付き、まぁ世の中そんなにうまい話はないわな、と納得。それに、せっかくレンズ交換式のカメラを買ったんだから、「これ一本つけておけばいつでもOK」みたいなレンズをつけっぱなしにするのは無粋ですよね。その日出かける場所によってレンズを選び、あとでアーあっちのレンズ持ってくれば良かった~なんてなるのも楽しいじゃないですか(←負け惜しみ)。

さて新しいレンズ、届いてみてまずは軽さにびっくり。Amazonの箱を持ち上げて、え、空じゃないの!?と思ってしまったほど。カメラのレンズは重いという先入観があったんですが、もはや古い常識なんですかね。190gとのことで、感覚的にはケータイとさほど変わらない重さです。

一点だけ気になること。それはテレ側に伸ばした時。ちょっといかがなものかと思うくらい胴が伸びます。もともと軽量化のためかボディがプラスチック製であることも手伝って、なんだか子供の雑誌のおまけについてくるおもちゃの望遠鏡のような姿に。

P1030823 40mm状態ではこうなのに、

P1030820 150mmにするとこんなことに。

P1030826 どうだ!ばば~ん!(悪い意味で)

でも、AFの合焦速度は速いし、軽くてコンパクトで価格もお手頃。多分テレ側にした時の見た目が無様なのはそこにはあまり重きを置かずに設計・開発したからなのでしょう。そう思って納得することにします。きっとそのうち見慣れてくるし。

さて、これで状況に応じて必要なレンズを買い揃えられました。普段は、散歩に行ってその辺の景色を撮ったり食事の際に店の中で食べ物を撮ったりするために、基本的にはコンパクトな17mmの単焦点レンズをつけています。これに加えて、自由に移動ができない室内での撮影用(というか、要するにライブハウス用^_^;)に14-42mmのズーム。そして動物園用に今回の40-150mm。あとは魚眼レンズを欲しがっている人がいるのでそれをどうしようか思案中。。。というところです。

動物園用レンズを入手したので、うちの駄猫で動物を撮る練習をしました。

P1291327 14mmレンズだとこの距離でも。。。

P1291329 40mmならこう。

P1291334 150mmならここまで寄れます。

無理やりテレビの上に乗せられたことによる不機嫌ぶりも、150mmならしっかり写し撮れました。

P1291346 望遠レンズは狭い室内でも背景がぼかしやすい。この時は78mm。